この表に示す適応は,病理学的進行度の治療成績データをもとに作成されたものであり,治療前または手術中の所見に基づくものではない。臨床所見に応じた治療法の適応は,ⅡA-1のアルゴリズムを参照されたい。
本版では,第2版まで示されていた「臨床研究としての進行度別治療法の適応」の一覧表は廃止した。臨床研究としての種々の治療法は別章に列挙して解説を加えた〔ⅢA参照〕。
以下の治療法は,日常診療として推奨されるには至っていないものの,有望な治療法として期待されており,臨床研究として前向きデータ集積が行われることが望ましい。これらの治療を行う場合は,あらかじめ患者にその理由を説明し,十分な理解を得たのち同意を得ることが望ましい。
- ①
- 早期胃癌に対する ESD(拡大適応)
- ②
- 腹腔鏡下胃切除術
- ③
- 胃局所切除術
- ④
- 術前補助化学療法
- ⑤
- S-1 以外の術後補助化学療法
- ⑥
- 術前化学放射線療法
- ⑦
- 術後化学放射線療法
- ⑧
- 減量手術